第2回非公式ウディタコンテスト簡易まとめ兼レビュー

第2回非公式ウディタコンテスト簡易まとめ&レビュー

249 名前: 名前は開発中のものです。 [sage] 投稿日: 2009/03/01(日) 23:02:06 ID:AAWV0HRh
この流れで投下していいのかかなり不安ですががが

【タイトル】 The adventure story
【参加部門】 ゲーム部門
【ジャンル】 短編RPG
【プレイ時間】 30〜60分
【作品URL】 http://www4.uploader.jp/dl/wodicon/wodicon_uljp00051.zip.html
【一言】 基本システム+魔法にキーボード入力で色々と特殊な効果を付与したりしながら戦うRPGです。
かなり不安ですがよろしくお願いします。
The adventure story
ジャンル:テキスト入力式コマンドRPG
制作者:Matto
ダウンロード

(ファイル消滅)

ウディコン作品提出期限最終日に提出された作品のうちの1つです。
締め切りに追われながらのゲーム作成はかなり気苦労があるので推奨されたやり方ではないですが、それでもある意味「風物詩」的なものですよね。なので締め切り直前提出が少ないのは喜ばしい半面、拍子抜けしてしまった気も。

前置きもこのぐらいで早速レビューを始めましょう。


500年前にあった人間対魔族の戦争。当時から魔法はあったものの、威力が弱く人間不利の状況。
ですがとある魔術師が魔法に新たな技術を見出した事によって戦局が大きく変わりました。


それがこのゲームの要である「詠唱」システム。
基本システム・デフォルト戦闘ですが、魔法を使用するときに上のような画面が出てきます。
ここに特定のコマンドを入力すれば魔法に追加機能を付加することが出来ます。まるでコマンド指定時に追加でオプションを書くような感じ。


「ヒールオール(全体HP小回復)」の魔法でも詠唱「"guardup"(防御増加),"spiritup"(精神力増加),"speedup"(速度増加)」をつければ一瞬で最強補助魔法に。威力の低い魔法は代わりに詠唱制限時間が長いので、RPGおなじみの「上位互換魔法が出てきて弱い魔法の出番がなくなる」という事があまりありません。ラスボス戦闘も全ての魔法を視野に入れた戦略の立て方が必要になります。


攻撃魔法も詠唱によって自由に属性を変える事が出来ます。そのような背景もあってか、属性がかなり戦闘に大きく関係してきます。作者様は「全体攻撃でも敵1体ごとに詠唱の必要あるのはシステム上のミス」と言っていましたが、言うなれば「全体攻撃でも敵ごとに違う属性の攻撃を与える事が出来る」という事でもあるのでとても便利でした。味方への全体魔法でも1人ごとに詠唱が必要なのはラスボス戦のとある戦略で役立ちましたし。


攻撃魔法にはこういう特殊効果もつける事が出来ます。
攻撃魔法・補助魔法・回復魔法それぞれが自分の枠を超えて活躍できますし、新しい追加効果を自分で探す楽しみもあります。


<感想>
魔法に追加効果を与えるシステムは斬新でおもしろいです。
戦略性が増えるという意味でRPGの良い方向への進化だと思います。
ですがその自分の枠を超えた魔法のせいで、逆に影が薄くなってしまった魔法・アイテムがあるのが残念だと思います(「ヒール(HP回復)」の詠唱"cure(状態異常回復)"があれば「キュア(状態異常回復魔法)」がいらない・そもそもMP回復薬以外のアイテムいらない)
そのあたりの調整を考えてこのシステムを深く掘り下げるとザコ戦でも白熱できる新しいRPGシステムが完成すると思いますよ。

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