ウディコンレビューを終えて

さて、ここまで読んでくださってどうもありがとうございます。
今年も無事、ウディコン全作品87 - 2(自分が制作に関わったものはレビューしてません)作品のレビューを書き終えることが出来ました。
今回は自分の作品もあったために大変時間がかかってしまいましたし、各々のレビューも例年に比べたら非常にそっけないものになってしまったような気がします。ごめんね。

今年のゲームをプレイしていて感じたことは、「目立った弱点が無い」ことです。
昨年までのレビューでは、自分のルールとして「作者さんのレベルに合わせて、指摘の難易度を変える」というものを持ってました。
技術力があったり、ゲーム内に作者さん独特の味が見える方の指摘は比較的抽象的に(自分の指摘を作者さんのテイストで上手く昇華させてほしいため)、技術が成長中だったり、経験が少なめな作者さんへの指摘は具体的に(〇〇を〇〇したほうがいい、とハッキリ言ったほうが次へステップアップしやすいため)するようにしていました。
ですがここまで読んでくださった方なら感じたと思いますが、今年はほぼ全ての作者さんへ抽象的な指摘をしています。一部の作者さんに至っては「一切指摘する点が見つからなかったので無理やりでっち上げ」する始末です。私にレビュアーとしての存在価値が無くなるのも時間の問題になってきました。もうガクブルです。

その他に感じたことは「みんな何らかのプラスアルファを用意している」ことでしょうか。
昨年までのレビューでは、「王道」という単語をたくさん使いそうになって必死に言い換える言葉を探す、という事を何度かやってました。ですが今年のレビューを読み返してみると、なんとナチュラルに「王道」という単語を1回も使っていません。これはつまり、全ての作者さんが必ずといっていいほど「王道という言葉から外れるプラスアルファ」を用意していると考えられるのではないでしょうか。基本システムを使っている方にも、何らかの「自分なりの特徴」を持っている作品がたくさんありました。そういうのを見るのはとても楽しいことなので、とても嬉しい傾向です。

5回目にしてウディコンは一段落を迎えました。ですが主催者SmokingWOLFさんの事ですし、これからも何かが大きく変わるなんてことは無いでしょう(プレッシャー)。ただ、毎年8月に絶対やらなくてはならない「義務」のイベントにするには規模が大きくなりすぎた感じですので(過去にお手伝いしたことありますが、HPも"SPも"ガリガリ減るのが目に見えてわかる大変さです)、次のウディコンがいつになるかをゆっくり待ちながら、より面白いゲームへと研鑽していきましょう。私も頑張るよ。

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今年のレビューは想像以上に時間がかかってしまったので、その分の自分の埋め合わせと、今後へのテストを兼ねてアドセンス広告を設置しています。

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