ウディコンレビューを終えて

さて、ここまで読んでいただきありがとうございます。
夏のイベントなのにかじかむ手をさすりながらキーボード打っているという現実はさておき、今年も無事に79-4作品のレビューを書き終えることが出来ました。
このことに関する謝罪と反省は後でするとして、まずは今年の作品に関してのまとめをしておきましょう。

今年のウディコンに関して感じたことは、「クオリティの底上げが素晴らしい」ということ。
今までのウディコンレビューを書く時は、「その作品のいいところ」→「気になるところ」→「気になるところの改善案」の順に書くことが普通でした。
ですが、今年のレビューは「気になるところ」→「気になるところの改善案」→「その作品のいいところ」の順で書いた作品が多かったように感じます。
これは別に今年のウディコン作品にいいところが無くて最後まで何書くか悩んだというワケでなく、はたまた私が1年でひねくれてしまって良いところを見つけられなくなってしまったというワケでもありません。
今年の作品は「今までの褒め方じゃ褒め言葉にならないぐらい全体的な水準が高い」のです。欠点こそ多少はあれど、全ての人が大きな長所を持っていて、そのどれもが他の人には真似できない。そんな作品が多かったように感じます。

その他に感じたことは、「ジャンルが多様化して、かつ安定してきた」ことです。
過去、ウディタにはその他のRPG制作ツールと比較して「RPGじゃないゲームが作れることがウディタの強み」と言われていた時代がありました。実際にコンテストでもRPGが少なくSTGやACTで斬新さを売りにしたゲームが多かったのがウディタの黎明期でした。
それから数年たち、今回のコンテストでは「斬新というだけ」のゲームは全くありませんでした。
RPGもACTもSTGもADVもどれかにジャンルが偏ることもなくたくさん作られていて、高評価だったゲームはきちんと高評価なりの「作り込み」や「思い入れ」「優しさ」を感じられる出来のゲームでした。技術大好きの私にとっては「斬新な要素たっぷり」も嬉しいのですが、今現在の「きちんと評価されるべき作品が評価される」ウディタコミュニティも美しいと思います。


さて、ウディコンのまとめも終わったところで、改めて反省と今後について。

ウディコンが終わってから3ヶ月です。「こんな遅くにレビュー書かれても今更直す事も出来ないよ!」と言われてもしょうがないでしょう。
そのため今回のレビューは「この作品はどう直せばいいか」ではなく「これを踏まえて次の作品はどんなことに気をつければいいか」を考慮して書いたつもりです。今回の作品で培ったものをしっかりと覚えて、次の作品では今回以上に「自分の伝えたいことをしっかりと伝えられる」作品になるように頑張っていきましょう。

なお、来年はウディコンレビューどうするのかという話にちょっとだけ触れておきますと、たぶん来年全作品レビューを行っても今年ぐらいの時間がかかってしまうでしょう。
また、来年は私もゲームを出品予定なので、なおさらレビューには時間がかかるものと思います。
そのため、きっと来年は全作品レビューはしないと思います。レビュー自体はすると思いますが、一部をかいつまんだレビューになるでしょう。
ですが、私のレビューを期待してくれた方がいたとしたら「一部しかレビューしない」というのは大変申し訳無いことです。

なので、来年は「私のゲームをレビューして」「テストプレイして」のようなお話があったら積極的にプレイしていきたいと思います。一応ウディタ作品をのべ400作品レビューしたという実績には自信があるので、きっと作者さんの役に立つ何かを与えることはできるかもしれません。


それでは今年のウディコンレビューはこれをもって完全終了です。来年も頑張っていきましょう。

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